2016年04月22日

平成27年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−2

V−2
Webトランザクションの各曜日の推定最大負荷は下表の通りである。
クラウド上のWebサーバの負荷はCPU台で処理できるとする。
CPUは、常時稼働と1日単位での稼働の2種類があり、
前者に対して後者のコストは2倍である。
このとき、CPUの稼働コストに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

 ┌──────┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
 │  曜日  │日曜│月曜│火曜│水曜│木曜│金曜│土曜│
 ├──────┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
 │推定最大負荷│ 1│56│15│ 3│ 4│25│ 2│
 └──────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

 @ 4台のみ常時稼働にし、残りは推定最大負荷に応じて曜日単位で
   CPUを起動するのが最も安価である。
 A 5台のみ常時稼働にし、残りは推定最大負荷に応じて曜日単位で
   CPUを起動するのが最も安価である。
 B 各曜日の推定最大負荷に応じて、曜日単位でCPUを起動するのが
   最も安価である。
 C 常時稼働のコストが1/2であるため、常時稼働のみが最も安価である。
 D 設問の文章からだけでは、最も安価に推定最大負荷を処理できる構成が
   判断できない。




【正解】 @
常時稼働の1CPUあたりのコストを1、 1日単位でのコストを2とする。
@ 4台常時稼働の場合:
 4+(4+52×2)+(4+11×2)+4+4+(4+21×2)+4 =196
A 5台常時稼働の場合:
 5+(5+51×2)+(5+10×2)+5+5+(5+20×2)+5 =197
B 曜日単位でCPUを起動する場合:
 (1+56+15+3+4+25+2)×2 =216
C 常時稼働のみの場合:
 月曜の最大負荷に備える必要があり、56台のCPUを稼働させるため、
56×7日 = 392
D こういう選択肢は原則、論外。




posted by ファーストマクロ at 22:33| Comment(0) | H27技術士一次試験(情報工学)
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