2016年04月25日

平成27年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−5

V−5
大きなソフトウェアをいくつかのモジュールに分割して実装したい。
次のモジュール分割の方針のうち、最も適切なものはどれか。

 @ 機能的な関連は弱いが、実行する時点が近い機能群を
   1つのモジュールにまとめる。
 A 個々のモジュールの凝縮度 (cohesion) をできるだけ低くする。
 B 参照するモジュール内部にあるデータを外部から直接読み書きできるようにする。
 C モジュール間で共通にアクセスするデータを一定の形式に編集して公開する。
 D モジュール間の結合度 (coupliing) をできるだけ低くする。




【正解】 D
モジュール強度(凝縮度)と結合度についての問題である。

モジュール強度は
強い方が良いプログラムであり、
モジュール結合度は
弱い方が良いプログラムとされている。
モジュール強度は、強い順に以下となる。
 機能的強度 > 情報的強度 > 連絡的強度 >
 手段的強度 > 時間的強度 > 論理的強度 > 暗号的強度

モジュール結合は弱い順に以下となる。
 データ結合 < スタンプ結合 < 制御結合 <
 外部結合 < 共通結合 < 内容結合

@ 機能<時間であり誤り。
A 強度(凝縮度)は強い方がよく誤り。
B 内部結合に関する記述である。
C 外部結合よりも、引数にして受け渡しする方が
  モジュール結合度は弱くなる。
D 結合度は低い方が良い(正解)

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posted by ファーストマクロ at 21:47| Comment(0) | H27技術士一次試験(情報工学)
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