2016年05月25日

平成27年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−2

T−2
信号処理に関する次の定理について最も適切な記述はどれか。
定理:信号の帯域の少なくとも2倍以上の周波数で標本化を行えば、
   離散信号値から元の連続信号を正確に復元できる。

 @ 標本化とは、離散信号の測定値をとびとびの値で表現することである。
 A この定理を満たさない標本化を行ったときに元の信号に含まれない
   信号が現れる現象をエイリアシング(aliasing)と呼ぶ。
 B この定理は通常、ウィーナー・ヒンチンの名前を冠して呼ばれる。
 C この定理を満たす最大の周波数をナイキスト周波数と呼ぶ。
 D この定理を満たさない場合の連続信号の読みとりには、
   周波数を制約するため、ハイパスフィルタを使用するとよい。


【正解】 A
@ 信号処理における標本化とは、
連続信号を一定の間隔で
 とびとびの値で離散信号として測定し、その値を収集すること。
A 正しい。
エイリアシング折り返し信号とか折り返し歪みなどという。
 ちなみに
エイリアスは「偽名」「別名」のこと。
B 標本化定理というが、ハリー・ナイキスト定理、ナイキスト・シャノンの
 定理などと呼ばれることがある。
C ナイキスト周波数は、ある信号を標本化(サンプリング)するとき、
 その標本周波数の 1/2 の周波数のこと。
D ハイパスフィルタやローパスフィルタは
 電気信号を通すフィルタに関する記述である。

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posted by ファーストマクロ at 10:30| Comment(0) | H27技術士二次試験(情報工学)
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