2016年06月15日

平成27年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−9

T−9
プロジェクト管理において、資源、スケジュールの優先順位、個人の作業スタイ
ルなどに起因する競合や衝突が生じる場合がある。 これをコンフリクトという。
コンフリクトを解消することをコンフリクト・マネジメントという。チーム環境における
コンフリクト・マネジメントの特徴の中で、プロジェクトマネージャが認識すべき
事柄の説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。

 @ コンフリクトは当然のことであり、コンフリクト自体が、
   従来とは異なる解決策を探す力となる。
 A コンフリクトはチームの課題である。
 B コンフリクトをオープンにすることが、コンフリクトの解決につながる。
 C コンフリクトの解決に当たっては、現在に焦点を当てるよりも
   過去に焦点を当て、コンフリクトの原因を探るべきである。
 D コンフリクトの解決に当たっては、個人の人間性に対してではなく、
   課題に焦点を当てるべきである。



【正解】 C
コンフリクトの解決に当たっては、過去に焦点を当てるよりも
現在に焦点を当て、コンフリクトの原因を探るべきである。

コンフリクトの解決法には 以下のような方法がある。
なお、◎○×は解決方法の評価を表す。
強制 ×
 他者を犠牲にして自分の観点を押し付ける。
撤退や回避 ×
 コンフリクトから身を引く。
鎮静や適応 ○
 意見のうち同意できる部分を強調する。
妥協 ○
 当事者全員が、ある程度満足できる解決策を模索する。 
協力 ○
 異なる観点から、複数の視点や見識を取り込む。
 これは合意と、確約につながる。
対峙や問題解決 ◎
 いろいろな手段を検討して課題の解決にあたる。
 ギブ&テイクの態度と、オープンな対話が必要である。


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posted by ファーストマクロ at 08:57| Comment(0) | H27技術士二次試験(情報工学)
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