2016年06月28日

平成27年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−33

V−33
次のうち、移動体通信において、さまざまな経路を通った反射波同士が干渉す
ることで、電波のレベルが激しく変化する現象として最も適切なものはどれか。

 @ エコーキャンセラ
 A テザリング
 B フェージング
 C マルチプレクサ
 D ルートリフレクタ



【正解】 B
@
エコーキャンセラは、エコーやハウリングをキャンセルすること。
 電話で話をしていて、自分の声が相手のスピーカーに届き、
 相手のスピーカーから出力された自分の声を相手のマイクが
 拾って、自分の電話のスピーカーから聞こえたり、
 スピーカーにマイクを近づけた時に鳴る嫌な音を防ぐ。
A
テザリングはスマホなどの無線LAN機能などを利用して
 別の端末をインターネットに接続すること。
B正しい。フェージングを防ぐための技術に複数の通信波の中から優れた
 信号を選択する「
ダイバーシティ」技術がある。
C
マルチプレクサは複数の信号を受け取り、1つにまとめて出力すること。
 1つの信号を複数の信号に分配するのは、
デマルチプレクサという。
Dインターネットの管理単位で一番大きいものを
AS(Autonomous
  System = 自律システム)といい、
BGP(Border Gateway Protocol )は
  その経路情報をやり取りするプロトコルのこと。ルートリフレクタは、BGPに
  おいて、経路情報伝達数を減らすことができる。

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posted by ファーストマクロ at 21:56| Comment(0) | H27技術士一次試験(情報工学)
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