2016年07月06日

平成27年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−15

T−15
次のうち、DBMS(Database Management System)のトランザクションに
関する説明として最も適切なものはどれか。

 @ トランザクションの実行中にソフトウェア障害が発生すると、
   データベースの一貫性が失われてしまい回復できない。
 A トランザクションの開始は製品によって異なり、必ずしもBEGINにより
   始められるわけではない。
 B トランザクションのCOMMITにより、全てのデータ操作が取り消される。
 C トランザクションをROLLBACKすると、その時点までのデータ操作が
   部分的にデータベースに反映され、一貫性が保たれる。
 D トランザクションを複数同時に実行する場合、データベースの
   一貫性を保つようにする手段はない。



【正解】 A
トランザクション処理においては
ACID特性が求められる。
Atomicity(原子性):トランザクション処理が「全て実行される」か
「一つも実行されないか」のどちらかになることを保証する。
Consistency(一貫性):トランザクションの前後で、データに矛盾が無く
整合性が保たれることを保証する。
Isolation(独立性):同時に処理されている他のトランザクションに影響を
受けず、また、他の処理に影響を与えないことを保証する。
Durability(永続性):トランザクションが完了したらデータベースに記録され、
結果が失われることが無いことを保証する。

@原子性に反するので間違い。
AJDBC(Java DataBase Connectivity)などのように、トランザクションの
 開始指示を必要としない製品がある。
BトランザクションのCOMMITにより、全てのデータ操作が実行される。
CトランザクションのROLLBACKにより、全てのデータ操作が取り消される。
D複数同時に実行する場合、独立性により一貫性が保たれる。

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posted by ファーストマクロ at 00:02| Comment(0) | H27技術士二次試験(情報工学)
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