2016年09月28日

平成28年度春期 高度情報処理試験問題 問18

問18
システム開発における工数の見積りに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア COCOMOの使用には、自社における生産性に関する、蓄積された
   データが必要である。
 イ 開発要員の技量は異なるので工数は参考にならないが、過去に開発した
   プログラムの規模は見積りの参考になる。
 ウ 工数の見積りは、作業の進捗管理に有効であるが、ソフトウェアの
   品質管理には関係しない。
 エ ファンクションポイント法による見積りでは、プログラムステップ数を
   把握する必要がある。



【正解】 ア
ア 正しい。
COCOMO(COnstructive COst MOdel)は、予想プログラムソース
 コードの行数を元に、プログラマの能力や再利用できるソフトウェアの量、
 過去のシステム開発の生産性に関するデータなど、様々な要因から開発規模を
 見積もり、これに補正係数(コストドライバ)を掛けて工数を見積もる方法。
イ 開発要員の技量も、過去に開発したプログラムの規模も、工数見積りの
 参考になる。
ウ 工数の大幅な差異、特に見積りに比べ開発期間が長くなりそうな場合には
 ソフトウェアの品質に悪い影響を与えることが考えられる。
エ 
ファンクションポイント法は、外部入力外部出力内部論理ファイル
 
外部インターフェイス外部照合の5つ要素の数を数え、それぞれに重みづけして
 集計し、その合計点数から開発工数を見積もる見積もる手法。
 従って、プログラムステップ数を把握する必要はなく、工数の見積りにも
 影響しない。

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posted by ファーストマクロ at 00:00| Comment(0) | H28春高度情報技術者
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