2016年11月02日

平成28年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−12

V−12
メインメモリに接続された、キャッシュメモリを内蔵したCPUがある。キャッシュメモリの
アクセスタイムは10ナノ秒、メインメモリのアクセスタイムは150ナノ秒である。
また、キャッシュのヒット率は90%である。
 ここで、アクセスタイムが180ナノ秒であるようなメインメモリに変えるが、CPUの
キャッシュメモリについてもアクセスタイムが何倍か速いものに変えることで、平均アク
セスタイムを維持することを考える。最低限必要な倍率として、最も近いものはどれか。

 @ 0.6倍  A 1.0倍  B 1.2倍  C 1.5倍  D 2.0倍



【正解】 C
変更前の平均アクセスタイムは 
 10×90%+150×10% = 9+15 = 24ナノ秒。

変更後のキャッシュメモリのアクセスタイム ナノ秒とすると、以下の方程式が成り立つ。
  ×90% + 180×10% = 24
 0.9 +18 = 24
 0.9 = 6
  = 6.67

 従って キャッシュメモリは、
6.67ナノ秒のアクセスタイムが必要である。
 10ナノ秒から6.67ナノ秒に 倍速くなったかを計算すると、
 10× (1÷ ) = 6.67
 y = 10÷6.67 =
1.5
 
最低限必要な倍率は1.5倍である。


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posted by ファーストマクロ at 21:34| Comment(0) | H28技術士一次試験(情報工学)
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