2017年11月17日

平成29年度春期 応用情報技術者試験問題 問77

問77
損益分岐点の特性を説明したものはどれか。

 ア 固定費が変わらないとき、変動費率が低くなると
   損益分岐点は
   高くなる。
 イ 固定費が変わらないとき、変動費率の変化と損益
   分岐点の変化は正比例する。
 ウ 損益分岐点での売上高は、固定費と変動費の和に等しい。
 エ 変動費率が変わらないとき、固定費が小さくなると
   損益分岐点は高くなる。



【正解】 

損益分岐点(売上高) は以下の式で求める。
 
 損益分岐点 = 固定費÷ (1−変動費率)
  = 固定費÷ (1−
変動費÷売上高)

損益分岐点は低いほどよい指標となる。
固定費は、家賃や人件費など固定的な費用、
変動費は、商品仕入れ費用などが該当する。

ア 変動費率が低くなると、1−変動費が高くなり
 結果、損益分岐点は低くなる。
イ 固定費 と 損益分岐点が正比例する。
ウ 正しい。
 損益分岐点 = 固定費÷ (1−変動費÷売上高) を変形する。
 損益分岐点=損益分岐点売上高=売上高であることに留意する。
 損益分岐点 × (1−変動費÷売上高) = 固定費
 損益分岐点 − 変動費 = 固定費
 従って、
 損益分岐点 = 固定費 + 変動費 である。
エ 固定費 と 損益分岐点は正比例するため、
 固定費が小さくなると損益分岐点も低くなる。

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タグ:損益分岐点
posted by ファーストマクロ at 23:35| Comment(0) | H29春応用情報技術者
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