ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
ア ICカードとICカードリーダとが非接触の状態で
利用者を認証して、利用者の利便性を高める
ようにする。
イ 故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを
保管し、故障時に直ちに予備カードに交換して
利用者がICカードを使い続けられるようにする。
ウ 信号の読出し用プローブの取付けを検出すると
ICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて、
ICチップ内の情報を容易に解析できないようにする。
エ 利用者認証にICカードを利用している業務システムに
おいて、退職者のICカードは業務システム側で利用を
停止して、他の利用者が使用できないようにする。
ア 問題に記載のとおり、利便性を高める対策であるが、
耐タンパ性を高める対策ではない。
イ 可用性を高める対策である。
ウ 正しい。耐タンパー性は、ハードウェアの回路構成及び
ソフトウェアの内部構造等に対する解析困難性や、
データの改ざんなどに対する耐性の度合いのことである。
なお、タンパー (tamper) は、改ざんするという意味がある。
英語の発音を考えると「耐タンパー性」が正しい表現に思う。
エ 機密性を高める対策である。
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