2018年01月04日

平成29年度秋期 応用情報技術者試験問題 問44

問44
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。

 ア ICカードとICカードリーダとが非接触の状態で
   利用者を認証して、利用者の利便性を高める
   ようにする。
 イ 故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを
   保管し、故障時に直ちに予備カードに交換して
   利用者がICカードを使い続けられるようにする。
 ウ 信号の読出し用プローブの取付けを検出すると
   ICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて、
   ICチップ内の情報を容易に解析できないようにする。
 エ 利用者認証にICカードを利用している業務システムに
   おいて、退職者のICカードは業務システム側で利用を
   停止して、他の利用者が使用できないようにする。



【正解】 ウ

ア 問題に記載のとおり、利便性を高める対策であるが、
 耐タンパ性を高める対策ではない。
イ 可用性を高める対策である。
ウ 正しい。
耐タンパー性は、ハードウェアの回路構成及び
 ソフトウェアの内部構造等に対する解析困難性や、
 データの改ざんなどに対する耐性の度合いのことである。
 なお、
タンパー (tamper) は、改ざんするという意味がある。
 英語の発音を考えると「
耐タンパー性」が正しい表現に思う。
エ 機密性を高める対策である。

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タグ:耐タンパ性
posted by ファーストマクロ at 09:22| Comment(0) | H29秋応用情報技術者
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