2018年02月26日

平成29年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−8

V−8
デジタル署名を行う場合、署名対象データをハッシュ
関数によってメッセージダイジェストにし、そのメッセージ
ダイジェストに対して署名処理が行われる。この際に
ハッシュ関数を用いる目的として、最も適切なものは
どれか。

 @ 同じ署名対象データでも異なる署名値にするため。
 A 署名処理を高速化するため。
 B 署名対象データの機密性を保つため。
 C デジタル署名の偽造を防ぐため。
 D 特定の人にのみ署名検証をさせるため。



【正解】 A

@ ハッシュ関数を使うと、同じ署名対象データでは、同じ署名値になる。
A 正しい。ハッシュ関数を用いると負荷を抑えることができる。
B 機密性を保つには暗号化処理などを用いる。
C Aと比較して、最も適切とは言えない。
 なりすましなどにより、デジタル署名の偽造を完全に防ぐことができない。
D 署名の検証は、メッセージの受信者が、メッセージを送った送信者の公開鍵で行う。

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posted by ファーストマクロ at 19:58| Comment(0) | H29技術士一次試験(情報工学)
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