4台のハードディスクドライブ (以下、HDDという) を
用いたRAID装置がある。このRAID装置では、2台のHDDで
構成したRAID0 (ストライピング) を、RAID1 (ミラーリング)
構成にしている。HDD単体の故障率を0.08としたとき、
RAID装置の故障率はHDDの故障率に比べ何倍改善できるか、
最も近い値はどれか。ただし、HDDの仕様は同一で故障は
独立に発生し、RAIDコントローラなどHDD以外の故障は
考えないものとする。
@ 2.0倍 A 3.4倍 B 5.2倍
C 6.3倍 D 12.5倍
HDD単体の稼働率は1−0.08=0.92である。
RAID0の故障率は2台のHDDのどちらかが故障するため、
その故障率は 1−(0.92×0.92) = 0.1536
これをRAID1 (ミラーリング) 構成にしているため、
その故障率は、2台のRAID0のどちらも故障した場合となり、
0.1536×0.1536 = 0.023593
従って、 故障率の改善は0.08 ÷ 0.023593 ≒ 3.4倍である。
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