要求の妥当性確認の１方法であるプロトタイピングの
種類に関する次の記述のうち、最も不適切なものは
どれか。
① 進化型プロトタイピングでは、要求定義の完了後も
実開発での実装として使い続けるものを作成する。
② 垂直プロトタイピングでは、システムのアーキテクチャ
に関する実現可能性を検証するため、各レイヤが
想定どおりの速度で動くかどうか確認する。
③ 電子的プロトタイピングでは、市販ツールやスクリプト
言語を活用して画面を生成する。変更や修正も
比較的容易である。
④ ペーパプロトタイピングでは、画面構成とその遷移を
紙やプレゼンテーションツールで表現する。
⑤ モックアップでは、画面及び画面遷移だけでなく
機能を実装してシステムのロジックに関する振舞いを
確認する。
妥当性確認とは、要求者（顧客）のニーズに合致しているかを確認することである。
①適切である。進化型プロトタイピングに対して、使い捨て型プロトタイプがある。
②垂直プロトタイピングでは、全機能は開発せず、一部の機能の性能や、
画面のレイアウト、カラーなどまでも詳細に開発する。
水平型プロトタイピングでは、全機能の画面仕様などのインターフェースを
開発するが、実際には模擬的にしか動かない。
③適切である。 電子的プロトタイピングに対してペーパープロトタイプがある。
④適切である。
⑤不適切である。
モックアップは、模型の意味がある。ＩＴでは、試作や検討レベルでの模型を意味し、
機能を実装して、システムのロジックに関する振舞いを確認することまではしない。
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タグ：プロトタイピング
