2018年03月23日

平成29年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−33

V−33
IPネットワークのルーティングプロトコルの1つである
OSPFに関する次の記述のうち、最も不適切なものは
どれか。

 @ 各ルータがネットワーク構成を把握していることにより、
   ネットワーク構成が変化した際に、素早くルーティング
   テーブルを再構築することができる。
 A 各ルータがリンクステートの情報に基づいて作成する
   ネットワーク構成表を、リンクステートデータベースと
   呼ぶ。
 B ネットワークをエリアと呼ぶ論理的な単位に細分化して
   運用管理できる仕組みが備わっている。
 C 目的地までのホップ数 (経由するルータの数) を距離と
   考え、目的のネットワークまで最もホップ数の少ない
   経路でパケットが配送される。
 D リンクステートには、各ルータがどのリンクにどのように
   接続しているかという情報が書いてある。



【正解】 C

OSPF (Open Shortest Path First) は、ネットワークを
エリアという単位に分割し、エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り、
回線速度などを考慮した最低コストルーティングプロトコルである。

ルーティングプロトコルは大きく分けると
ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコルと
リンクステート型ルーティングプロトコルに分けられる。
OSPFは、リンクステート型ルーティングプロトコルの一つである。

C不適切である。 目的のネットワークまで最低の
コスト (回線速度などを
 考慮した値) でパケットが配送される。

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タグ:OSPF
posted by ファーストマクロ at 22:10| Comment(0) | H29技術士一次試験(情報工学)
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