2018年03月31日

平成29年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−1

T−1
システムの仕様化、分析、設計、妥当性確認や検証に利用するために
策定されたモデリング言語としてSysMLがある。SysMLとその活用に関する
次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

 @ SysMLのブロック図のブロックは、UMLのクラス図のクラスと異なり、
   利用者独自の区画を設けることができる。
 A システム上に現れる構成要素や値の間の制約を表すために
   パラメトリック図がある。計算式を使って複数の要素間の制約を求める
   制約プロパティを表現し、システムの構成要素が満たすべき制約を
   表すことができる。
 B SysMLは、機械/電気/制御/ソフトといった分野を横断するシステムズ
   エンジニアリングにおいて、モデルを統合する際に使われる。
 C SysMLモデルを用いてシステムズエンジニアリングを進める方法は、
   MBD (モデルベースデザイン) と呼ばれる。
 D SysMLの言語仕様は、UMLの言語仕様をそのまま用いた部分、
   UMLの言語仕様の一部を再利用した部分、及び、SysMLのために
   新たに拡張した部分から構成される。



【正解】 C

@正しい。
A正しい。
B正しい。
CSysMLモデルを用いてシステムズエンジニアリングを進める方法は、
  
モデルベース開発 (Model Based Development) あるいは、
  
MBSE (Model Based Systems Engineering) と呼ばれる。
DUMLの言語仕様をそのまま用いた部分:
 ユースケース図、パッケージ図、シーケンス図、ステートマシン図
 UMLの言語仕様の一部を再利用した部分:
 アクティビティ図、ブロック定義図、内部ブロック図
 新たに拡張した部分:
 要件図、パラメトリック図

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タグ:Sysml
posted by ファーストマクロ at 09:30| Comment(0) | H29技術士二次試験(情報工学)
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