2018年04月09日

平成29年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−9

T−9
ファンクションポイントの計測法 (JIS X 0142:2010) に関する次の記述の
うち、最も不適切なものはどれか。

 @ ファンクションを識別する際の内部論理ファイル (Internal
   Logical File、ILF) には、アプリケーション内で保守されるアプリケーションの
   セキュリティ又はパスワードデータ、パラメータデータ、整列用ファイルなどが
   含まれるべきである。
 A データファンクションを識別する際の外部インタフェースファイル (External
   Interface File、EIF) には、他のアプリケーションから抽出されたり、読み取ら
   れたりするアプリケーションデータ、そのアプリケーションの外で保守されるへルプ
   データ・エラーファイル及びその記述などが含まれるべきである。
 B データファンクションの複雑度は、内部論理ファイル (ILF) と外部
   インタフェースファイル (EIF) におけるデータ項目数とレコード種類数の
   マトリックスによって低、中、高が割り当てられる。
 C トランザクションファンクションを識別する際の外部入力 (External Input、
   EI) の処理ロジックには、数式処理又は計算、データ又は制御情報の検索、
   ILFの保守などが含まれるべきである。
 D トランザクションファンクションを識別する際の外部照会 (External Inquiry、
   EQ) の処理ロジックは、アプリケーションの振舞いを変更しない、数式処理
   あるいは計算を含まない、導出データを生成しない。




【正解】 @

データファンクションは内部論理ファイルと外部インターフェースファイルがある。
トランザクションファンクションは、外部入力、外部出力、外部照会がある。

@内部論理ファイルは、IS X 0142:2010 の 2.53 に記載がある。
 パラメータデータは引数のことであり、外部入力に含まれる。
A外部インタフェースファイルは、2.15 に記載がある。
Bデータ項目数は
DET (Data Element Type)、
 レコード種類数は
RET (Record Element Type) の日本語訳である。
CJIS X 0142:2010 の 2.19 に記載があるが、数式処理又は計算までには
 言及していない。
DJIS X 0142:2010 の 2.18 に記載がある。


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posted by ファーストマクロ at 00:02| Comment(0) | H29技術士二次試験(情報工学)
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