2018年04月16日

平成29年度 技術士第二次試験問題 情報工学部門 T−16

T−16
NAT (IP Network Address Translator) に関する次の記述のうち、
最も適切なものはどれか。

 @ NAPT (Network Address Port Translator) と呼ばれるNATは、
   行きと戻りのIPパケットの送信元ポート番号も置き換える。
 A 企業がグローバルアドレス節約のためにNAPTを導入する場合、
   NAPTは1つのプライベートアドレスを複数のグローバルアドレスに
   紐付ける。
 B IPv6のユニークローカルアドレスは、グローバルインターネット内で
   ルーティング可能なので、NATを必要としない。
 C コネクションレス型の通信の場合でも、一般的に、NATは内部に
   マッピングテーブルを持つ。
 D STUN (Session Traversal Utilities for NAT) は, NATセキュリティ
   強度を高めるための通信プロトコルである。




【正解】 C

NAT (Network Address Translation = ネットワークアドレス変換) は、
IPアドレスを変換することで、主にプライベートIPアドレスを
グローバルIPアドレスに変換する。

@行きのIPパケットの送信元パケットは置き換えるが、
 戻りのIPパケットの送信元パケットは置き換えない。
A
NAPT (Network Address Port Translation) は、1つのグローバル
 IPアドレスを複数のプライベートIPアドレスで共有するための技術である。
BIPv6ではIPアドレスの不足の心配がほとんどないため、NATは原則として
 必要としない。
C正しい。
D
STUNは、インターネット側から見たローカル端末のIPアドレスや
 送信元ポート番号を割り出し、UDPパケットのNAT超えを行うための
 プロトコルである。


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タグ:NAT
posted by ファーストマクロ at 23:43| Comment(0) | H29技術士二次試験(情報工学)
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