2018年08月10日

平成30年度春期 基本情報技術者試験問題 問30

問30
RDBMSのロックの粒度に関する次の記述において、
a、bの組合せとして適切なものはどれか。

 並行に処理される二つのトランザクションがそれぞれ
一つの表内の複数の行を更新する。行単位のロックを
使用する場合と表単位のロックを使用する場合とを比
べると、ロックの競合がより起こりやすいのは  a  単位
のロックを使用する場合である。また、トランザクション
実行中にロックを管理するためのRDBMSのメモリ使用
領域がより多く必要になるのは  b  単位のロックを
使用する場合である。

   ┌───┬───┐
   │ a │ b │
 ┌─┼───┼───┤
 │ア│ 行 │ 行 │
 ├─┼───┼───┤
 │イ│ 行 │ 表 │
 ├─┼───┼───┤
 │ウ│ 表 │ 行 │
 ├─┼───┼───┤
 │エ│ 表 │ 表 │
 └─┴───┴───┘



【正解】 ウ

ロックの粒度はロックの範囲の大きさと考えるとよい。
行単位と、表単位では行単位の方が粒度が小さく、
表単位の方が、粒度が大きいと言える。
また、ロックの競合が起こりやすいのは、粒度が大きい方である。
従って、aには
が入る。

トランザクションが多ければ多いほど、メモリ使用領域は、多く必要になる。
従って、表単位でロックするよりも、トランザクション単位でロックする方が
メモリ使用領域がより多く必要になる。
トランザクション単位でロックするということは、行単位でロックすることになるため、
bには
が入る。

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posted by ファーストマクロ at 22:19| Comment(0) | H30春基本情報技術者
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