システムの動作に影響を与えるパラメータが5個あり各々が3個の値を取りうる
ソフトウェアに対するテストに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ All-pair 法を用いることで、任意の2個のパラメータ間のすべての組合せが
同一回数出現するテストケースを設計することができる。
A 障害の原因が、あるパラメータの値が特定の値をとることによる障害を
シングルモード・フォールト、複数の値をとることによる障害をダブルモード・
フォールトと呼ぶ。
B 障害は少数のパラメータの組合せが原因となり発生するため、5個の
パラメータのすべての組合せをテストする必要はない。
C 直交配列表を用いることで、All-pair法を用いた場合よりも少ないテスト
ケース数で2個のパラメータ間の組合せを網羅できる。
D 直交配列表を用いる方法では、3個以上のパラメータの組合せは網羅
されないため、必要に応じて3個以上のパラメータの組合せを考慮した
テストケースの追加が必要である。
A〜Eの5つのパラメータがそれぞれ 1〜3の値を取るとすると
全ての組み合わせパターンは 35 = 243種類である。
@ All-pair 法 (ペアワイズ法) は2因子組合せのペアを少なくとも1回はテストする
テスト法であり、直交配列表の条件である、すべての組み合わせが『同一回数存在する』を
『1つ以上存在する』と緩和したものである。
パラメータが5個あり各々が3個の値を取りうる場合でも、すべての組み合わせが
同一回数出現するテストケースはおそらくできる。
ただし、それをAll-pair 法と呼べるかどうかは疑問。
A 障害の原因が、1つの因子による障害をシングルモード・フォールト、
2つの因子の組み合わせによる障害をダブルモード・フォールトと呼ぶ。
B 障害は少数のパラメータの組合せが原因となり発生するとは限らない。
5個のパラメータのすべての組合せをテストする必要がある。
C 一般的には直交配列表はAll-pair法よりも多いテストケース数となる。
D 正しい。
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