2018年11月13日

平成30年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−23

V−23
ソフトウェアの知的財産権に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

 @ GPL (GNU General Public License) は、著作権を放棄することでソフト
   ウェアの流通を促進している。
 A コンピュータやネットワークを利用して、ビジネス上のアイデアを実現する
   方法は、特許による保護の対象となり得る。
 B ソースコード (プログラムリスト) は、特許による保護の対象である。
 C ソフトウェアの開発を委託する場合、委託者が開発を継続するためには、
   開発者の同一性保持権 (著作者人格権の1つ) を契約によって譲渡する
   必要がある。
 D 特許で保護されている技術を含むソフトウェアをリバースエンジニアリングする
   行為は、特許法に違反する。



【正解】 A

@ 
GPL (GNU General Public Licence) は、GNUのライセンスの一つである。
 GPLは、著作権はあるが再配布や自由な改良を認めているものが一般的である。
A 正しい。
B ソースコード (プログラムリスト) は、発明に該当せず、特許による保護の対象外である。
C 開発者の同一性保持権を契約によって譲渡する必要はない。
D リバースエンジニアリングそのものは、特許法に違反しない。
 しかし、販売すると特許権に違反する場合がある。

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タグ:知的財産権
posted by ファーストマクロ at 00:20| Comment(0) | H30技術士一次試験(情報工学)
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