2018年11月16日

平成30年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−26

V−26
期間15日のプロジェクトで7日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ、
下表のようになった。現在のコスト効率が今後も続く場合、完成時総コスト
見積り (EAC) として、最も適切なものはどれか。なお、金額の単位は万円
である。

 ┌──────────┬─────┐
 │   管理項目   │金額(万円)│
 ├──────────┼─────┤
 │完成時総予算(BAC)  │  150│
 ├──────────┼─────┤
 │プランドバリュー(PV)│   70│
 ├──────────┼─────┤
 │アーンドバリュー(EV)│   60│
 ├──────────┼─────┤
 │実コスト(AC)    │   90│
 └──────────┴─────┘

 @ 180  A 200  B 215  C 225  D 245



【正解】 C

EVM (Earned Value Management = アーンドバリュー分析(管理)) は、
プロジェクトの費用とスケジュールの観点から当初計画と実績を比較して
進捗管理する管理手法である。

PVが70万円であることから、7日目に70万円の
価値創出を計画していたが、
実際にはEVが60万円であり、60万円分の価値しか創出できておらず、
計画より遅れている。

また、60万円分の価値創出に対し90万円の実コストが
発生している。 (CPI = EV/AC = 60/90)

従って、現在のコスト効率が今後も続く場合の完成時総コストは
 60:90 = 150:総コスト
 総コスト = 150×90/60 = 
225万円 
と見積もることができる。


【別解】
EAC = AC +
ETC = AC + (BAC - EV) / CPI
= AC + (BAC - EV) / (EV÷AC) を用いると
= 90 + (150−60)/(60÷90)
= 90 + 90/0.667 = 90+135 = 225

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タグ:EVM
posted by ファーストマクロ at 21:35| Comment(0) | H30技術士一次試験(情報工学)
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