2018年12月06日

平成30年度秋期 応用情報技術者試験問題 問16

問16
処理はすべてCPU処理である三つのジョブA、B、Cがある。それらを単独で実行
したときの処理時間は、ジョブAは5分、ジョブBは10分、ジョブCは15分である。
この三つのジョブを次のスケジューリング方式に基づいて同時に開始すると、ジョブBが
終了するまでの経過時間はおよそ何分か。

 〔スケジューリング方式〕
 (1) 一定時間 (これをタイムクウォンタムと呼ぶ) 内に処理が終了しなければ、
   処理を中断させて、待ち行列の最後尾へ回す。
 (2) 待ち行列に並んだ順に実行する。
 (3) タイムクウォンタムは、ジョブの処理時間に比べて十分に小さい値とする。
 (4) ジョブの切替え時間は考慮しないものとする。

 ア 15  イ 20  ウ 25  エ 30



【正解】 ウ

一定時間を仮に
10秒とすると、
ジョブAの処理:
10秒 ⇒ ジョブBの処理:10秒 ⇒ ジョブCの処理:10秒 
⇒  ジョブAの処理:10秒 ⇒ ジョブBの処理:10秒 ⇒ ジョブCの処理:10秒 
のように、1分間でそれぞれ20秒ずつ処理され、3分間で各ジョブが1分間ずつ処理
されることになる。

ジョブ時間が最も短いジョブAは5分であるから、ジョブAの処理が終わるのに
5分×3 =
15分かかる。

ジョブA終了後は、ジョブBとジョブCが
1分間で30秒ずつ処理できるから、
ジョブBの残り5分の処理に
10分かかる。

従って、ジョブBが終了するまでの経過時間は、15+10 =
25分である。

ちなみに、全てのジョブが終了するには
25分+ジョブCの残り時間5分 =
30分である。

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posted by ファーストマクロ at 20:32| Comment(0) | H30秋応用情報技術者
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