2019年06月17日

平成31年度春期 応用情報技術者試験問題 問47

問47

フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。

ア 乾電池のプラスとマイナスを逆にすると、乾電池が装填できないようにする。

イ 交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。

ウ ネットワークカードのコントローラを二重化しておき、片方のコントローラが故障しても運用できるようにする。

エ ハードディスクにRAID1を採用して、MTBFで示される信頼性が向上するようにする。





正解


解説

ア フールプルーフの考えに基づいて設計したものである。
 フールプルーフは、不特定多数の人が操作しても、誤動作が起こりにくいように設計することである。
イ 正しい。フェールセーフは、システムに障害が発生したときでも、常に安全側にシステムを制御する考え方である。
ウ フェールソフトの考えに基づいて設計したものである。
 フェールソフトは、故障が発生したときに、あらかじめ指定されている縮小した範囲のサービスを提供することである。
エ フォルトトレランスの考えに基づいて設計したものである。
 フォルトトレランスは、システムを構成要素のうち、信頼性に大きく影響するものを予備として複数備えることによって、システムを継続的に稼働させるという、システムの信頼性を高める考え方である。

posted by ファーストマクロ at 20:21| Comment(0) | H31春応用情報技術者
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