2019年11月20日

令和元年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−35

V−35

IPv6についての記述として次のうち、最も不適切なものはどれか。

@ IPv6で1つのネットワークインタフェースに設定できるIPアドレスは1つだけである。

A IPv6ではブロードキャストが廃止され、IPv4ではブロードキャストで行われていたことがマルチキャストで行われる。

B ヘッダ全体の長さが可変だったIPv4に対し、IPv6では固定されている。

C IPv6では、IPv4でARPによって実現していたリンク層のアドレス解決を、ICMPv6 を使った近隣探索プロトコルが実現している。

D IPの上位の層を担うTCPやUDPなどのプロトコルは、IPv6においてもIPv4と同様に利用できる。





正解

@


解説

@ 不適切である。IPv6で1つのネットワークインタフェースに複数のIPアドレスを設定できる。

A IPv6ではネットワークに負荷がかかるブロードキャストが廃止されている。
ブロードキャストは、ネットワーク内のすべてのノードにデータを送信することである。

B IPv6のヘッダは40バイト (320ビット) の固定長である。

C ICPMv6 (Internet Control Message Protocol for IPv6)は、IPv6で用いられるIP通信の制御や通信状態の診断、エラー通知などを行なうためのネットワーク層のプロトコルである。

D TCP (Transmission Control Protocol) は、TCP/IP環境で使われる伝送制御プロトコルの一つであり、コネクション型の通信を行う。
UDP (User Datagram Protocol) は、TCP/IP環境で使われる伝送制御プロトコルの一つであり、コネクションレス型の通信を行う。

タグ:iPv6
posted by ファーストマクロ at 21:02| Comment(0) | R01技術士一次試験(情報工学)
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