2019年12月28日

令和元年度秋期 基本情報技術者試験問題 問38

問38

メッセージにRSA方式のディジタル署名を付与して2者間で送受信する。そのときのディジタル署名の検証鍵と使用方法はどれか。

ア 受信者の公開鍵であり、送信者がメッセージダイジェストからディジタル署名を作成する際に使用する。

イ 受信者の秘密鍵であり、受信者がディジタル署名からメッセージダイジェストを算出する際に使用する。

ウ 送信者の公開鍵であり、受信者がディジタル署名からメッセージダイジェストを算出する際に使用する。

エ 送信者の秘密鍵であり、送信者がメッセージダイジェストからディジタル署名を作成する際に使用する。





正解


解説

ディジタル署名であるから、本人だけの署名でなければならない。
したがって、送信者の秘密鍵で暗号化する。
送信者本人かどうかの検証鍵は送信者の公開鍵であり、受信者がディジタル署名からメッセージダイジェストを算出する際に使用する。

なお、ディジタル署名の生成と検証の手順は以下の通りである。

(1) 送信者がメッセージからハッシュ関数を使ってメッセージダイジェストを生成する。

(2) 送信者がメッセージダイジェストを送信者の秘密鍵で暗号化し、ディジタル署名とする。

(3) 送信者がメッセージディジタル署名を送信する。

(4) 受信者はメッセージからハッシュ関数を使って、メッセージダイジェストを生成する。

(5) 受信者はディジタル署名を発信者の公開鍵で復号する。

(6) 受信者はメッセージダイジェストディジタル署名が一致していることを検証する。

タグ:RSA方式
posted by ファーストマクロ at 13:02| Comment(0) | R01秋基本情報技術者
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