2020年02月20日

令和元年度秋期 応用情報技術者試験問題 問10

問10

容量が aMバイトでアクセス時間が xナノ秒の命令キャッシュと、容量が bMバイトでアクセス時間が yナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令キャッシュとを合わせた平均アクセス時間を表す式はどれか。ここで、読み込みたい命令コードがキャッシュに存在しない確率を r とし、キャッシュ管理に関するオーバヘッドは無視できるものとする。

ア {(1−r) ・a / (a+b)}・x + {(r・b) / (a+b)}・y

イ (1−r)・x + r・y

ウ {(r・a) / (a+b)}・x + {(1−r)・b / (a+b)}・y

エ r・x + (1−r)・y





正解


解説

平均アクセス時間を求める際にはキャッシュメモリの容量が関係することはない。

平均アクセス時間は
キャッシュメモリへのアクセス時間×キャッシュヒット率
 
主記憶へのアクセス時間× (1−キャッシュヒット率)
で求められる。

問題の場合、キャッシュメモリに存在しない確率が r であるため、キャッシュヒット率は
1−r となる。従って、平均アクセス時間は、
・(1−r) + y ・ (1−(1−r))
= (1−r) ・ x + y−y+r・y
(1−r) ・ x + r ・y

posted by ファーストマクロ at 21:00| Comment(0) | R01秋応用情報技術者
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