2020年10月18日

令和元年度 技術士第一次試験問題(再) 情報工学部門 V−18

V−18

ユーザビリティ評価法に関する次の記述のうち、思考発話法の説明として最も適切なものはどれか。

@ 評価対象に対して、ユーザビリティを高めるためのヒューリスティックを満たさない箇所を探索する手法である。

A 探査学習と呼ばれる認知モデルに基づいて、画面遷移図などの仕様に沿って評価対象のユーザビリティを分析する手法である。

B ユーザに「考えていることを話しながら評価対象を操作」させることで、ユーザの失敗、戸惑い、不満に繋がる事実と原因を明らかにすることをねらう手法である。

C 評価対象の操作を終えたユーザに対して質問に答えてもらうことで、具体的な問題点とその原因を把握することをねらう手法である。

D ユーザビリティを測る効果・効率・満足度に関連する量的データを測定して、評価対象のユーザビリティを評価する手法である。





正解

B


解説

@ ヒューリスティック評価法に関する記述と考えられる。ヒューリスティック評価法は、専門家が様々なユーザインタフェース設計によく当てはまる経験則を基にして、インタフェースなどを評価する手法である。専門家が経験則に基づいてユーザビリティを評価する。

A 認知的ウォークスルーに関する記述と考えられる。認知的ウォークスルー法は、ユーザビリティの専門家がユーザーになったつもりでシステムを操作してユーザビリティを評価する手法である。

B 正しい。

C 回顧法に関する記述である。

D アンケート調査に関する記述である。

posted by ファーストマクロ at 08:28| Comment(0) | R01技術士一次試験[再](情報工学)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。