2020年12月04日

令和2年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−29

V−29

次の記述のうち、要求獲得に用いられる技法の1つであるリッチピクチャの説明として、最も適切なものはどれか。

@ ステークホルダを理解するために、ユーザの特性や対象世界における振舞いなどをモデル化する方法である。

A 長短期のミッションステートメントに基づいて、ビジネスのゴール、リソース、プロセス、ルールをモデル化する方法である。

B ステークホルダの思いや意見を絵と文字で表し、そのステークホルダの位置や表情などからステークホルダの依存関係や課題を発見する方法である。

C 定めたゴールを達成、あるいは維持する手段を分析する方法であり、これによりゴールを達成するための手段、タスク、機能を明らかにする。

D C (Customer)、A (Actor)、T (Transformation process)、W (World view)、O (Owner)、E (Environment) に基づいて現状の課題を発見する方法である。





正解

B


解説

@ ユースケース図に関する説明と考えられる。
ユースケース図は、ユーザなどシステムの外部から見た振る舞いを表現する図である。

A Eriksson & Penker (エリクソン、ペンカー) が提唱するビジネスモデリングの説明である。

B 正しい。

C ゴール指向分析に関する説明である。

D CATWOE (キャトウ) に関する説明である。
Customer: システムの受益者
Actor: システムの利用者
Transformationprocess: 入力から出力への変換
World view: 世界観
Owner: システムの中止を決定する人
Environment: システムに影響を与える外部環境

posted by ファーストマクロ at 19:53| Comment(0) | R02技術士一次試験(情報工学)
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