V−30
電話機1台当たりの発着呼の発生頻度が1時間に18回、平均回線使用時間が3分20秒のときに、呼損率を5%以下にしたい。次の呼損率表 (表中の数値は呼量であり、単位はアーラン) が与えられた場合に最低必要回線数として、最も適切なものはどれか。
┌─────┬───┬───┬───┬───┬───┐
│ 呼損率│0.001 │0.005 │ 0.01 │ 0.05 │ 0.1 │
│必要回線数│ │ │ │ │ │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 1 │0.001 │0.005 │0.0101│0.0526│0.111 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 2 │0.0458│0.105 │0.153 │0.381 │0.595 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 3 │0.194 │0.349 │0.455 │0.699 │1.27 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 4 │0.439 │0.701 │0.869 │1.52 │2.05 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 5 │0.762 │1.13 │1.36 │2.22 │2.88 │
└─────┴───┴───┴───┴───┴───┘
@ 1回線 A 2回線 B 3回線
C 4回線 D 5回線
正解
C
解説
呼量は、単位時間当たりの利用時間のことであり、以下の式で求める。
呼量 = 呼数÷測定時間 × 平均回線使用時間
問題では
呼数: 18回
測定時間: 60分 = (3,600秒)
平均回線使用時間: 3分20秒 = (200秒)
であるから呼量は
18 ÷ 3,600 × 200 = 1.0アーラン
である。
呼損率が5% (0.05) の列で1.0アーランを超える個所は 1.52 の部分であるから、必要回線数は4回線と判る。