2020年12月06日

令和2年度 技術士第一次試験問題 情報工学部門 V−31

V−31

無線通信技術のうちLPWAの特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ LoRaWAN、SIGFOXといった、LTEの周波数帯を使用したサービスが提供開始されている。

A アンライセンスバンドと呼ばれる、無線局免許を必要としない周波数帯でも利用できる。

B バッテリにより最大1か月程度のデバイス動作を実現する。

C 通信距離は、電波の出力により異なるが、最大100mである。

D 通信速度は、Wi-Fiを利用した規格 (IEEE802.11ah) で最大1Gbps程度である。





正解

A


解説

LPWA (Low Power Wide Area) は、IoTアプリケーション向けの、広域・遠距離向けで、低速ながら消費電力が小さく、低コストの無線通信技術の規格のことである。

@ LTEの周波数帯を使用したサービスは、NB-IoTである。

A 正しい。LoRaWAN、SIGFOXなどは無線局免許を必要としない周波数帯で利用できる。

B バッテリにより数年〜10年程度の デバイス動作を実現する。

C 通信距離は長くkm単位であり、LoRaWANは数km、SIGFOXなら 50km程度である。

D Wi-Fiを利用した規格では、規格上の最大値は347Mbps程度である。
なお、IEEE 802.11ah は、Wi-Fi HaLowとも呼ばれる。

posted by ファーストマクロ at 10:47| Comment(0) | R02技術士一次試験(情報工学)
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