問46
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
ア ICカードとICカードリーダとが非接触の状態で利用者を認証して、利用者の利便性を高めるようにする。
イ 故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを保管し、故障時に直ちに予備カードに交換して利用者がICカードを使い続けられるようにする。
ウ 信号の読出し用プローブの取付けを検出するとICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて、ICチップ内の情報を容易には解析できないようにする。
エ 利用者認証にICカードを利用している業務システムにおいて、退職者のICカードは業務システム側で利用を停止して、他の利用者が使用できないようにする。
正解
ウ
解説
ア 問題に記載のとおり、利便性を高める対策であるが、耐タンパ性を高める対策ではない。
イ 可用性を高める対策である。
ウ 正しい。耐タンパー性は、ハードウェアの回路構成及びソフトウェアの内部構造等に対する解析困難性や、データの改ざんなどに対する耐性の度合いのことである。
なお、タンパー (tamper) は、改ざんするという意味がある。英語の発音を考えると「耐タンパー性」が正しい表現に思う。
エ 機密性を高める対策である。
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